抑圧された記憶の神話―偽りの性的虐待の記憶をめぐって
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作者 : 仲 真紀子
定価 : ¥ 3,990
出版元 : 誠信書房
発売日 : 2000-06
カテゴリ : 単行本
ランキング : 209941
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| 価格 | 商品名 | 納期 |
| ¥ 3,990 | 抑圧された記憶の神話―偽りの性的虐待の記憶をめぐって | 通常24時間以内に発送 |
トラウマ、前世療法、アダルト・チルドレン問題の基本文献 回復記憶セラピー、日本では「過去退行療法」や「過去生退行療法(前世療法)」と呼ばれる。
治療者はどこかに「トラウマ」があると判断し、それが幼児期の性的虐待にあると告げる。最初、患者は否定する。しかし、患者のその否定こそ、トラウマ抑圧を示しているとセラピストは解釈する。
リラクゼーション技法、薬物、催眠などの技法によって、患者が虐待経験を「思い出す」。これで治療の第一歩は成功したと判断される。アメリカでは、患者の側が虐待記憶を受け入れると、親との関係を絶つ、あるいは手紙で憎しみをぶつける、さらには民事訴訟に訴え慰謝料を獲得しようとする……、と続いていき、社会問題にまでなった。
患者と治療者の側はこれを回復記憶(recovered memory)といい、一方、身に覚えの無い親たちはこの記憶を虚偽記憶症候群(False Memory Syndrome)と呼ぶ。FMS財団(False Memory Syndrome Foundation)なる被害者の会も結成された。
回復記憶による性的虐待訴訟事件が多くはえん罪であったという方向で終息に向ったのは、このFMS財団やエリザベス・ロフタスなど記憶研究の専門家が、マスコミ、法廷などで回復記憶の批判を積極的に行い始めてからである。
このロフタス、回復記憶運動の側からは蛇蝎の如く忌み嫌われており、幼児性愛者の味方とさえ罵られているが、実は彼女本人も性的虐待の被害者なのだそうだ。
「何にでも原因があって、その原因を追及し矯正すれば、事態の改善につながる」とする原因強迫症(「抑圧」や「幼児期のトラウマ」や「PTSD]のせいにする、という現在の日本でもよく見られる風潮、例えば「母原病」、「アダルト・チルドレン」など)の無意味さと危険性については、『危ない精神分析』や解決指向ブリーフセラピーの書籍を参照のこと。
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